第22章 特別短編 愛してるよっ
手術には見積もりでもらった金額と、諸々どのくらい掛かるか概算を出して、余った金を和也の股関節の再建手術に回すことにした。
和也は潤の手術が終わるまで待ってるって言ってくれた。
あの金は…俺達じゃないと、使えない。
和也はそう言ってた。
潤はその言葉を聞いて、吹っ切れたようだった。
「智…てめえ、あの言葉覚えてろよ?」
いいよ?多分、3年位経ったら潤は忘れるだろうけどね?
「なに笑ってんだよ…」
「ううん。別に…」
毎日、風呂に入れるわけじゃないから、潤の身体の清拭をまだ俺がしてる。
上半身を拭きながら、潤は大威張りだ。
「ぜってー証明してやるからな?」
「もうわかったって」
上半身を拭き終わって、Tシャツを着せた。
ズボンに手を伸ばしたところで、潤に手首を掴まれた。
「ん?どうした?」
「いや…あのさ…智…」
なんだかもじもじしてる。
「…ああ…する?」
「えっ…もお…そんな言い方すんなよ…」
時々潤は、こんな青少年みたいなことを言い出す。
「言い方悪かった?じゃあ、手で潤の×××を…」
「うわあああ!智!この野郎!」
顔を真赤にして潤は俺に飛びついてきた。