• テキストサイズ

ROSE【気象系BL小説】

第14章 Coo Coo


霊安室に移された侑李の顔をじっとみんなで見てた。


綺麗な顔をしていた。


穏やかな表情で、今にも起きだしそうだった。


朝方に、小出さんが到着して葬儀屋を連れて来た。


侑李をストレッチャーに載せると、雅紀を伴って社長はとんぼ返りした。


「小出さん…雅紀、頼むよ…」


「わかった…」


和也の頭をくしゃっと撫でると、力なく俺達に笑った。


「いくつになっても、子供の死は堪えるねえ…」


小出さんはそういうと、潤や智にも声を掛けて出て行った。


「小出さん、お子さんなくしてるんだったね…」


智がぼそっと呟いた。


それから別荘に戻って、俺達は一旦眠った。


とりあえず、一日休んでからこいという小出さんの、社長命令だったから、それに従った。


ガオに電話をして、雅紀のことをくれぐれも頼んだ。


『ああ…大丈夫だよ…』


ガオもなにかを堪えるような声を出してた。


『こっちでなんとかするから。しっかりしろよ』


励まされて、一番泣きたいのは雅紀だったことを思い出した。


「雅紀を泣かせてやってよ」


『それはアタシの仕事じゃないから…』


「え?」


『アンタの仕事でもないけどね』


そういうと、電話は切られた。
/ 420ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp