第14章 Coo Coo
霊安室に移された侑李の顔をじっとみんなで見てた。
綺麗な顔をしていた。
穏やかな表情で、今にも起きだしそうだった。
朝方に、小出さんが到着して葬儀屋を連れて来た。
侑李をストレッチャーに載せると、雅紀を伴って社長はとんぼ返りした。
「小出さん…雅紀、頼むよ…」
「わかった…」
和也の頭をくしゃっと撫でると、力なく俺達に笑った。
「いくつになっても、子供の死は堪えるねえ…」
小出さんはそういうと、潤や智にも声を掛けて出て行った。
「小出さん、お子さんなくしてるんだったね…」
智がぼそっと呟いた。
それから別荘に戻って、俺達は一旦眠った。
とりあえず、一日休んでからこいという小出さんの、社長命令だったから、それに従った。
ガオに電話をして、雅紀のことをくれぐれも頼んだ。
『ああ…大丈夫だよ…』
ガオもなにかを堪えるような声を出してた。
『こっちでなんとかするから。しっかりしろよ』
励まされて、一番泣きたいのは雅紀だったことを思い出した。
「雅紀を泣かせてやってよ」
『それはアタシの仕事じゃないから…』
「え?」
『アンタの仕事でもないけどね』
そういうと、電話は切られた。