第14章 Coo Coo
頭を撫でると、雅紀が俺に抱きついてきた。
抱きとめると、ぎゅっとその体を温めた。
和也も俺たちの背中に手を伸ばして抱きついてきた。
気づいた雅紀が、涙だらけの顔で、和也に微笑んだ。
綺麗な、神々しい微笑みだった。
そのまま三人で抱き合った。
ただ、ただ、侑李の無事を願って。
一時間ほどして、潤と智が駆けつけた。
手には食べ物を持ってる。
「とにかく食べないと。俺達が倒れたら元も子もないでしょ?」
潤が言うから、俺達はもそもそとご飯を食べた。
「こういうことは、前にもあったの?」
智が雅紀に尋ねる。
「うん…一回だけ…」
「そっか…」
ここまで取り乱す雅紀を見てしまったので、不安でしょうがない。
食べ終わっても、誰もしゃべらない。
「あ…」
和也がドアの前に駈け出した。
「ゆーりくんっ…!ゆーりくんっ…!」
ドアを開けて中に入っていく。
「和也っ…」
追いかけて中に入ると、侑李は心臓マッサージされているところだった。