第14章 Coo Coo
けたたましいアラート音で目が覚めた。
傍らの侑李が痙攣してる。
何が起こっているのか、わからなかった。
熱性けいれん?
どうしよう…どうしたらいい?
侑李の手が燃えるように熱い。
「誰かっ…誰かっ…!」
病室のドアを開けて、たくさんの人が雪崩れ込んできた。
俺は部屋の隅に追いやられて、ただ震えているしかなかった。
「雅紀っ…!」
翔が部屋に駆け込んでくる。
「ゆーりくんっ!」
「和也っ…だめだっ…」
和也を翔が抱きとめると、外へ連れて行った。
一人で戻ってきた翔は俺の腕を引っ張った。
「とにかく、こっちこい」
外まで連れていかれると、ベンチに座らされた。
和也も真っ青な顔をしてベンチの上で蹲ってる。
「落ち着こう。雅紀」
俺にそう声をかけて、翔はどこかに電話を始めた。
そのままどこかに消えたかと思ったら、手に缶コーヒーとココアを持って戻ってきた。
「とにかく落ち着け」
そう言って、俺にコーヒーを差し出した。
握ると温かかった。
じんわりと心が溶けていくようだった。
翔の手が俺の頭を撫でた。
「無理するな…雅紀」
なんで…
なんで優しくするんだ…
こんな時に…