第2章 ~第二章~二人の想い
―プリンセスside―
(ルイは今日も公務で頑張ってるし、私からもルイに何かしてあげたいな…)
私の公務は今日は休みになったものの、一人の休みはやることがなく、少し寂しさを感じていた
私は少しでも寂しさを紛らわせるために、ルイに包まれているような感覚を感じたくて、ベットへと横になった
(ルイの匂いがする…)
その感覚に安心して、私は意識を手放していった
―――――…
(ん……今、何時だろう…?)
目を覚ました私はそう思いながら、窓から外を眺めた
日射しはまだ高い位置にあり、ルイが乗っていった馬も帰って来ている様子はなかった
(ルイ、まだ帰って来てないんだ…)
私が眠ってから然程時間は経っていないらしく、それを知った私は小さく肩を落とした
(まだ時間もあるし、ルイのために昼食でも作って待っていようかな…)
そう思い、ワンピースへと着替えた私はキッチンへと向かった