• テキストサイズ

Bitter Sweet【気象系BL小説】

第2章 ショート集


二宮side



せっかくの休みなのに、
アンタはまた寝てて。


…あんだけココア飲みたいって言うから
ゲームを中断してまで作ってやったのに。



アンタは寝てた。


寝ている翔さんの耳を
思いっきり引っ張ってみる。



「あいたたたたっ、やめろぉ…っ」
「起きろ馬鹿」



ココアを机に置いて
翔さんの耳を引っ張り続ける。



「起きろっての」

「やめろって和也!」



俺の肩を掴んで
がくがく揺らす。


…脳が揺れる~



じゃなくって!



「ココア…いれたから」

「おぉーっ!
ありがとう」



俺の頭をわしゃわしゃと撫でて
ココアをずずっと啜った。



馬鹿。

全然かまってくんないし。




「ところで和也くん。」

「なんだよ…」

「ミルクは?」

「はあ!?自分でやってよ!」



俺が翔さんに背を向けて
ココアを飲んでたら
コップを奪われた。


そしたら、天と地が
ひっくり返った。



「ちょ、翔さんっ…」

「和也からミルクもらうからいいよ」



スウェットのズボンを
ゆっくり下げる翔さん。



ま、まさか…。



「や、やめてっ…ぁ」



…ほら、こうなると思った。


俺自身が翔さんの
口にすっぽり収まってる。



「和也、ミルクちょーだいね」

「っ…馬鹿ぁぁぁぁっ」




ーENDー
/ 123ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp