第1章 A×S【不規則な】session 1
相葉side
うとうとしてたら、
メールがきたっぽい。
…翔ちゃんかな?
いや、でも…。
翔ちゃんだったら
嬉しいけど…。
違かったらなんか
寂しいし…。
それより…眠いし。
「…。」
うん、開けてみようかな。
頑張ってメールボックスを
開いてみた。
…あ、やば、嬉し…。
久々に見た、『翔ちゃん』
と表示された差出人。
急いで開封してよかった。
明日空いてるって。
声にならないくらい嬉しくて
ベッドの上でニヤニヤしていた。
明日は…翔ちゃんと
遊べるんだ。
しかも、二人っきりで。
ふふ、ふふふ。
二人で遊ぶのは、
ひさしぶり。
そーだっ!
明日の準備しなきゃっ!
俺はさっきまで眠かったことも忘れ
明日の準備をし始めた。
「よしっと!できたーっ!」
明日どこ行くかは
未定だけど。
…どこがいいかな。
でも、翔ちゃんの分刻み
鬼スケジュールは嫌だから
前もって考えておこうかな。
俺はこの辺にある
遊べる場所を、
寝る間を惜しんで
ひたすら考えた。