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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第58章 ストック


Sho side

穏やかな気持ちで
並んでお酒を飲めることが
素直に嬉しかった

今の潤も俺を選んで
俺の傍に居てくれる

それでいい…

そう思っていたけど

潤「俺たちの…思い出…教えて…?」

潤が俺にそう言ってくれた

その瞳は不安気で…
でも俺を怖がってるとかではない…

記憶が無くなったことはないから
わからないけど

潤だって不安なはず…

目の前にいる人間と
どんなことをして過ごしたのか

知りたいと思うのは当たり前で

ただ待ってるだけじゃ
不安にさせるんだってことが
やっとわかった

翔「ちょっと待ってて…」

俺は自分の部屋に置いてある
プライベート用のタブレットを持ってきた

潤との想い出の写真なんかがいっぱい詰まってる

翔「これね…一緒に出掛けた時の写真…」

潤「旅行とか…?」

翔「いろいろ行ったよ?海とか…スキー…温泉…あと…北海道とか…」

潤「え?北海道??2人で??」

翔「そ,お忍び旅行っ…俺達得意だから」

潤が色々見ている間に

潤とお揃いの物
プレゼントに貰ったもの…
洋服…

俺の持ち物の潤に関係するものを全部リビングに集めた

翔「すげぇ…仕事の物以外ほぼ全部だ…」

並べてみたら自分でも驚くほど潤の記憶がそこにあって楽しくなってくる

リオから帰ってきて
潤の前で初めて

自然と笑顔が零れる…

それがすごく嬉しくて

俺はあっけにとられる潤を前に
喜々として説明した
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