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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第58章 ストック


Jun side

そういう意味での触れ合いは怖いのに…
翔くんに傍にいてほしい…

でも傍にいて
またそういうことを求められたら…
俺は応えられない…

昨日のことも
「ごめんなさい」と言っても
きっと謝らなくていいよと言ってくれるから…

話しかけることもできなくて

自分がどうしたいのかわからなくて
ふぅっ…と息を吐き出すと

和「潤くん?疲れた?」

ニノが俺をまっすぐ見つめてきた

潤「や…大丈夫だよ…」

そう言って休憩明けの打ち合わせのための資料に目を落とすと

和「じゃあ…アレが…気になる?」

そう言いながらニノが視線で示した先には

翔くんに寄り添うようにいる相葉さん

打ち合わせを始める前から
ずっと二人でくっついていて…

ニノに言われる前から
二人を見てしまっていた自覚は…あった

ニノの言葉に何も言えずに俯くと

和「ねえ…潤くん」

さっきまでよりも落ち着いた声で呼ばれた

和「忘れちゃってても…好きな人にまた惹かれるのは自然だと…俺は思う…翔くんは待ってると思うよ…」

そう言って
優しく笑いかけるとニノの視線はゲームに戻った


ニノの言葉と
翔くんと相葉さんの光景と
うまくまとまらない気持ちが
頭の中を回ったまま

打ち合わせを終えた


帰り支度をみんながする中

また翔くんと相葉さんは一緒にいて

雅「翔ちゃん…」

相葉さんが翔くんを呼ぶ声がした

何を話してるかはちゃんと聞こえてこないけど

それを見るとどうしてもモヤモヤして仕方なかった
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