第4章 navy blue scene1
「っ…松潤…」
のけぞった身体が、少し俺の肩を押した。
「なに…?」
「ほんとに…?」
「何が?」
「愛してるって…」
「…愛してるよ?」
「ほんとに?」
「うん」
そう言うと、せっかく止まったのにまた雅紀は泣きだした。
「もう、泣かないの」
そういうと、まぶたにキスをした。
唇で、どんどん出てくる涙を拭う。
それはしょっぱくて、でも甘くて。
「松潤…松潤…」
「潤って言って」
「え?」
「今だけでいいから。潤って」
「潤…?潤…」
「うん、そう。いい子」
再び、まぶたにキスを落とす。
唇があんまり俺を誘うから、またキスをする。
軽くキスをすると、ねだるように唇から舌が出てきた。
舌を唇ではさみ、吸い込む。
「んっ…」
甘い声が雅紀の唇から聞こえる。
あんまり舌が美味しいから、俺は口の中まで入っていく。
くちゅっと音がして、雅紀の舌も俺の口の中に入ってくる。
お互いに、美味しいものを食べるように、舌を絡ませた。
雅紀の唇から唾液が滴り落ちる。
こらえ切れずに出てきた愛液のようで、俺は愛おしくなってそれを舐めとる。
「あっ…潤…」
切ない声をあげながら、雅紀の手が俺の肩を掴む。
俺を見上げてくる、その瞳はまるで綺麗なガラス玉のようで。
その瞳に映ってるのが俺で嬉しくて。
首筋に舌を這わせて、雅紀を味わう。
「はっ…あ…潤…」
「雅紀、美味しい」
「ば、ばか…」
太ももに、雅紀が当たっている。
それはもう充分な熱量を湛え、今にも爆発しそうだった。
太ももを少しずらして、俺は雅紀を刺激する。
「あっ…ああ…潤…やっ…」
「どうしたの?」
俺は意地悪く聞いてやる。
「やっ…だって…足が…」
そう言っている最中に、俺はまた太ももで擦る。
「あっ…ふ…」
「なに?雅紀、どうしたの?」
「やだぁ…ちゃんと触ってよ」
「ん?どこを」
とぼけてやると、ガラス玉は俺を睨みつけてきた。
「もういいもん!俺でオナニーしてたくせに!」
がくっと、力が抜ける。
おまえ…雰囲気ってもんが読めないのか…
「あのね、雅紀」
「俺だって、潤でオナニーしてやるもん」
「バカ…」