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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第22章 オレンジscene1


「に、二宮!?」


俺をみると、ヤベっという顔をして二宮は駈け出した。


俺は窓から身を乗り出した。


「ま、待て!お前!!止まれ!!」


でかい声を張り上げてしまった。


慌ててアパートの階下まで降りていく。


「お前、何やってんだ!?」


「ごめんなさい…」


深緑のダッフルコートを着た二宮はしょげかえっている。


「とりあえず、上がりなさい」


そういって部屋に入れた。


掴んだ手が冷えきっていた。


「お前、いい度胸してんな?」


そう言って睨むと、首をすくめた。


「入試の前日に、こんなランデブーしていいと思ってんの?」


「ごめんなさい…」


「なんであんなとこにいたんだ?」


「別に…偶然…」


「まさか、俺の家知ってたの?」


「し、知らない」


知ってたのか…


二宮の家から歩けない距離じゃないけど…


それにしても深夜にこんな可愛い子が出歩いていたら危ないだろ…


「二宮…」


「先生…」


見つめ合ってしまった。


どうしようもなくなって、俺は立ちあがった。


コーヒーを入れる。


「これ飲んだら送るから」


「はい…ごめんなさい…」

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