• テキストサイズ

カラフルⅠ【気象系BL小説】

第22章 オレンジscene1


一体なにが起こったのかわからなかった。


二宮が俺にキスをした。


それがどんなことを意味するのか。


考えたくても考えられなかった。


未成年の、ましてや俺の教え子。


その先なんて考えられなかった。


なのに。


俺は無理やり、それを忘れようとした。


でもだめだった。


その晩は昂ぶりを抑えることができずに、二宮の唇を思い出して自慰した。


自分の出したものを眺めて、罪深い思いに囚われた。


二宮、俺はこんなにもお前に邪な気持ちを抱いている。


お前のなんて、ただの憧れの延長線だろ?


こんな汚い大人なんだ。俺は。


忘れろ。俺のことなんて。




次に二宮を学校で見かけた時、冷たく突き放そうと思った。


でもできなかった。


二宮は何事もなかったかのように振舞っていた。


廊下ですれ違った時、また俺に笑いかけてきた。


その笑顔が透明で。


きれいで。


俺はその光景に見とれた。


「先生、大学受かったら、ご褒美くれる?」


そんなことも言ってきた。


「いいよ…」


抗えなかった。


どんどん俺は深みに嵌っていった。
/ 1124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp