第19章 シーモスscene1
突然パパがカメラを持ったのか、映像はカズヤだけになった。
カズヤの大事な部分をアップにしたり、喘ぐ顔をアップにしたり。
パパは、あらゆる方法でカズヤを愛撫して、喘がせていた。
そこには、ニノを蕩けさせるヒントが沢山入っていた。
ネットの情報じゃ賄いきれないものが、沢山詰まってた。
突然、雅紀が俺に抱きついてきた。
「えっ…雅紀…」
集中していた俺は驚いた。
「あの子…あの子、本当にいい子だったね…」
「え?」
「カズヤ…でも、寂しそうだったね」
「……うん」
雅紀がこういうことで感傷的になるのはいつものことで。
抱きつかれているのは、いつものことじゃないけど。
「パパと居るとき、幸せそうでよかった…」
「そうだな…」
「ニノも幸せにしてあげようね?翔ちゃん」
「当たり前だろ…」
俺たちのやろうとしていることは、拒絶されるだろう。
でも、その時だけは。
その瞬間だけは。
ニノを俺たちの物にしたい。
心も身体も。
嫌われるかもしれない。
一生、目も見てもらえないかもしれない。
でも、俺たちは決めたんだ。
ニノを抱くって。