第19章 シーモスscene1
俺たちの意識は、ニノにどれだけ苦痛なく快楽を与えられるかってことにしか向いてなかった。
俺たちのどちらかが先で、後でってことは考えてなかった。
「そうか…よく考えたら…二回も襲えないよな…」
雅紀が深く頷いている。
「ほんとに襲う気あるの?」
カズヤが笑う。
「その通りだ…俺たち、ほんとのストレートで、そいつ以外の男性には恋愛感情はない。だからわからないんだよな…」
「ほんと、大事なとこが抜けてたね。翔ちゃん…」
「かわいいね、お兄さんたち…」
そういうと、カズヤは足を組み直した。
「俺がお相手してあげたいくらいだよ…」
そういうとにっこり笑った。
「え…」
「嘘だよ。面白いな、雅紀は」
「か、からかうなよ…」
お前…一瞬期待しただろ…
「俺だってパパがいるんだから。浮気できないよ」
「ぱ、パパぁ?」
「そうだよ。いいだろ、恋人くらい居たって」
そういうと不敵に笑う。
「二人で襲う覚悟あるの?」
「ある」
俺は即答した。
「俺たちはずっとそいつに片思いしてたんだ。でもなるべく苦痛は与えたくない」
「じゃあ一回で済ましたほうがいいね」