• テキストサイズ

カラフルⅠ【気象系BL小説】

第19章 シーモスscene1


「アンタ達、嵐?」


サーッと血の気が引くのがわかった。


「な、何のことですか?」


ばっくんが白々しく答える。


少年はくすっと笑った。


「バレバレ…」


その言い方が、ニノにとても似ていた。


ばっくんもそう思ったらしく、俺を振り返った。


「なに?こんなトコに用事あんの?」


しゃべり方が似てると思ったら、声まで似て聞こえる。


「いや、別に…」


なんだか出会った頃の生意気なニノみたいで、ドギマギする。


「…ここはまだ入り口でもないけど、アンタ達のいるとこ、ヤバイとこだけど?」


生意気な口を聞くところがそっくりだ。


「わかってるよ」


ばっくんもドギマギしている。


きっと同じことを思っているんだろう。


出会った頃のニノよりは年上みたいだけど、身長といい、しゃべり方といいそっくりで。


なんだか懐かしい気分になった。


「テレビでもないみたいだけど…プライベートで何の用なの?」


ツンとした顔をする。


この街で生きていくには、こういう顔が必要なんだろうか。


「からかいなら、帰ったほうがいいよ?穴だらけにされるよ、アンタ達」



/ 1124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp