第2章 ワインレッドscene1
熱い塊が俺の中を動いている。
「っつ、ああ。翔くん。気持ちいいっ…」
「んあっ…やっ…そんな早く動くな…」
「だめだよ。止まらない」
俺に覆いかぶさり、前も後ろもいいように嬲っている。
全身が性器になっていまったかのように、どこを触られても感じる。
「ああっ、潤っもう…ダメ…」
熱い。熱い。
潤の熱い熱が俺の中で溶けていく。
背中にキスが降ってきて、更に快感が増える。
潤の熱い息遣いが聞こえてくる。
俺の鼓膜まで、アイツは犯してくる。
「っふ…あ…もう…いっく…イクっ…」
「翔くん、イって」
その腰のグラインドが更に深くなる。
「あっ…ダメだって…そんな深く…」
「翔くんの中、気持ちいい」
「潤っ…あうっ…じゅ…ん」
「翔く…あっ…俺も…」
突然、ぐるんと上を向かされた。
大きく右足を抱え込まれ、突然出て行った潤がまた、俺の中に侵入してきた。
「くっ…あっ…」
「翔くん、エロい顔…」
「やだ…見るな…見るなぁ…」
縛られた両手で顔を隠すが、すぐに上に持って行かれ押さえつけられる。
「見せて。イク時の顔」
「やだ…見るな…」
「見せて」
「やだって…んっ…はぁ…」
上気した顔で、俺を見つめる。
……この顔知ってる。
「潤っ…くっ…あっ…イクっ…」
「翔くん…くうっ…」
俺の中から潤が出て行って、その熱情を俺の腹に出した。
俺の出したものと交じり合って、その滴りはシーツに零れた。
「翔くん…翔くん…」
その混ざり合った体液に構わず、潤が俺を抱きしめる。
俺の腹の上で、更に俺達が交じり合う。
ぎゅっと抱きしめられ天井を見つめる。
頭の芯がぼーっとして、なにも考えられない。
潤が俺の目を覗きこむ。
赤くなった頬に汗が零れていて、男を感じさせる。
でもその瞳は、まるで子供のようで。
この顔も知ってる…。
静かにその顔が近づいてきて、俺の唇にキスをした。
瞬間、俺の意識は飛んでいった。