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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第2章 ワインレッドscene1


いつの間にか、潤が俺の目の前に来ていた。

俺の顔を覗きこんで、まっすぐに見てくる。

「気持ち悪い?」

「ったりめーだろ!なんなんだよ!一体…」

「俺のこと、嫌いになった?」

「嫌いだよ!なんだよこれ!早く外せよ!」

俺は両手を差し出した。

「……嫌いでいいよ」

「え?」

「嫌いでいいよ……こんなことする俺なんて、おかしいんだよ」

いうや、手を持って引き起こされる。

そのまま手を引っ張られて、寝室へ連れて行かれた。

それが何を意味するのかわかった。

「ちょっとやめろよ!なんだよ!こんなとこ連れてきて!」

乱暴にベッドの上に投げ出された。

バスローブは途中で落ちて、俺は何も身につけていなかった。

服を脱ぐ音がする。

言いようのない恐怖が足元から襲ってきた。

「なんでだよ!?なんなんだよ!?」

ギシッと、ベッドに乗ってくる。

俺は後ずさる。

振り返ると、何も着ていない潤がいた。

また知らない男の顔になっていた。

寝室は暗く、入り口から漏れるリビングの光が入ってきていた。

「や、やだ。来んな…」

後ずさって行くが、足首を掴まれ引っ張られる。

急に背中に痛みが走った。

思うように動けず、蹲る。

「やめろ…やめろよ…」

背中を向けていると、立ち上がる気配がした。

潤がベッドサイドの棚から何か取り出した。

薬のシートと、小瓶。

棚の上に置いてあったミネラルウォーターのボトルを手に取ると一口含む。

そのまま薬のシートを一粒口に入れた。

急に顎を掴まれ上を向かされる。

驚いて開いた口に、唇が重なる。

水が流れ込んできて、思わず飲み込む。

「な、なにを…」

「大丈夫。楽になるから」

知らない男が言った。

それから小瓶をとり、手に中身をだす。

「なるべく痛くないようにするから」

逃げようと背を向けた。

手を縛られているので、上手くバランスがとれず前のめりになった。

背後に気配がしたかと思うと、すぐに身体に衝撃が走った。

普段自分しか触らないソコに、指が触れていた。

「やっ…やめろよ!なにしてんだよ!」

「ちゃんと解さないと、切れるだろ?」

知らない。そんなこと、知らない。

何言ってんだよコイツ。

もうやめてくれ。

やめてくれよ。
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