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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第1章 きみどり scene1


でも叶わない。

すぐに大野さんの手が、俺を捉えて扱きだした。

「ふあっあっ…」

口に入っている指のせいで、もう言葉も発せない。

どうしたいんだよう…!もうっ!

「かず、指、舐めて?」

言われるまま、指を舐める。

ぴちゃぴちゃといやらしい音が出るのを自分ではどうすることもできない。

「あっ、う…かず上手…」

この人、指が性感帯なの…?

舐めてみると、特に中指が反応がいい。

「あっ…気持ちいいよ。かず」

いやらしい気持ちに歯止めが効かない。

もっとこの人を気持よくしたいとういう欲が湧いてくる。

でも相変わらず俺の中心をしごいている手は止まらず、限界がきそうだった。

思い切って体勢を入れ替えてみた。

「かず……?」

「俺もあなたを気持ちよくしたい」

「え?」

言うやいなや、俺は大野さんのGパンを脱がした。

突然の行動に大野さんは動けない。

「へ?かず?どうするの?」

「こうするの!」

俺は大野さんの胸に飛び込み、顔を見ないようにして、手をそこに伸ばした。

熱い塊がそこにあった。

雫を垂らして俺の手を待っていたんだ。

なんだか嬉しくなった。

それを掴むと、大野さんがしたように柔らかく包んで上下にこすり始める。

「はあっ…かず…」

嬉しいのか、苦しいのか大野さんが喘ぐ。

俺は大野さんがしたように、首筋と鎖骨にキスを降らせた。

同じように、俺にしたように。

慈しむように。守るように。

癒やすように。

涙が出てきた。

「か、かず!?どうしたの!?」

「なんでもない。なんでもないの」

「でも泣いてる…」

「わかんない…でも悲しいわけじゃないよ?」

「悲しくない?」

「うん。むしろ…幸せなのかな…?」

「幸せ?」

「うん。幸せ」

にっこり笑うと、大野さんもにっこり笑った。

「そっか。俺も幸せだよ」

「うん。よかった」

「ありがとうね。かず」

「え?」

「俺に頼ってくれて、ありがとうね」

思いがけない言葉だった。

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