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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第1章 きみどり scene1


よっぽど空腹だったのか、結構な量を食べてしまった。

食後にもう一杯紅茶を入れてくれる。

「えー。コーヒーは?」

「だーめ!禁止!」

もう頑固なんだからっ!

ふてくされながらも、入れてくれた紅茶に口をつける。

優しい穏やかな香りが口中に広がる。

これはこれで好きなんだけどね。

キッチンで食器を洗う大野さんと、ソファでのんびりしている俺。

なんだろうこの時間。

とってもゆったりと過ごせている。

「かーず。寝ようか」

ソファに居た俺を大野さんが抱き上げる。

「ベッドいこ?」

顔をみあげると、照れくさそうにつぶやく。

「なんもしないから」

また耳まで真っ赤になっている。

「俺、かずに寝てほしいだけだから」

素直に従うことにした。

ベッドにつくと、また丁寧に俺を寝かせてくれる。
横に滑りこんできて、また俺を胸に抱きしめてくれる。

温かい布団をかけられ、俺は思いっきり大野さんの匂いをかいだ。

不思議な匂い。安心する匂い。

いい匂い。

また俺は、すぐに眠りについてしまったようだ。


目が覚めると夕方になっていた。

ベッドサイドにある時計をみると4時半になっていた。外が薄暗い。

大野さんは俺を抱いたまま眠っていた。

そのまままた、俺は大野さんのいい匂いをかいだ。

すーっと深呼吸した。

安心できる。いいにおい…

そのまま俺は、大野さんのまぶたにキスをした。

「ん……?かず…?」

まぶたから頬に、頬から顎に。
順番にキスをしていった。

そして最後に唇に。

「どうしたの?かず」

んふふ、と笑ってみせた。

「お礼だよ」

そういうと大野さんは俺を引き寄せ、体勢を入れ替えた。

「じゃあ気持よくしてくれたお礼」

そう言って、何度も何度も俺にキスをくれた。

あんまり気持ちよくて、俺は大野さんの首に手をまわした。

もっと欲しくて。

それを合図に大野さんの唇から、舌がでてきて俺の唇を割ろうとする。

ちょっとの理性がそれを拒んだ。

苛立った大野さんは俺の首の後ろに手を入れ少しのけぞらせた。

びっくりして口が開いた。

そこから大野さんの舌が侵入してきて、俺の口中暴れまわるまで大して時間は掛からなかった。

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