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【おそ松さん】マフィア松でスパダリ長兄松に溺愛されるだけ

第2章 途切れた連絡手段


私は、二人に連れられやって来たのは、肉屋。

――確か、ステーキは松阪牛、しゃぶしゃぶは黒毛和牛って感じで使い分けをしてる店。

でも、一つ難点がある。

それは……、私は肉が大嫌い。

あの食感といい生臭いにおいも全然駄目。

きちんと味付けされてれば、味は大丈夫だけど、肉そのものの味も駄目。

どんなに高い肉でも、嫌すぎて食べれなかった。

まぁ、魚は食べれるし、魚の生臭いにおいは全然気にならない。

そのせいで、一部のお菓子も食べれないけどね。

かむかむレモンとか、肉の味がして不味すぎ。

「ここは、うちの四男がよく来る店らしくってさ、すんげー上手いんだって!」

「そうだな。アイツは、よく日本へ来るからな」

そう言われ、私達は肉屋に案内され、二人は横並びに座り、私は反対側に一人で座った。

そして、メニューを見れば、デザートやらサラダもたくさんある。

「俺が奢るから、好きなだけ食えよー?」

「そうそう。君はちょっと……細すぎるな……」

「日本の女の子ってさぁ、可愛い子多いけど皆ガリッガリなんだよね」

そういえば、海外の女の子はボンキュッボンなイメージあるね。
私は……、その点ちょっと太りすぎだと思う。
だって、体重が50超えてるんだよ?

「そうかなぁ、お腹に肉とかつきまくりだし」

「そう思うなら、運動でもしたらどうだ? ただ食事を抜くのは美容にもよくないぜ」

「そうそう! 日本人の女の子ってすぐダイエットしたがるんだよねー」

くっ、痛い所をついてくるなぁ……。

で、でも実際、モテる女の子は大体ジム通いだよね。

お姉ちゃんも、ボンキュッボンだし……、やっぱりそういう子が好きなのかなぁ?

よし、食べよう!

「じゃ、じゃあ食べれるだけ食べるよ……」

メニューを見ると、意外と食べれる物はあった。

定食系は全て肉がついてくるから駄目だけど、サラダにも色々あるし、サーモンのカルパッチョなんて凄く美味しそう。
ここ一年ほど甘いお菓子も食べてないから、デザートも頼もう。
これだけだとご飯がないから、中華丼も一つ。

という訳で、店員さんに頼んだ。

「あ、中華丼肉抜きでお願いしますー」

「はい、畏まりました」

肉を一切食べないメニューに、目の前の二人は驚きを隠せないようだ。

でも、嫌な物は嫌だしね。
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