【おそ松さん】マフィア松でスパダリ長兄松に溺愛されるだけ
第5章 慣れない生活【R-18】
目覚めれば、そこはふわふわの布団の中。
しかも、髪からリンスのいい匂いがしてる。
起きようとした時、もうひとつの異変に気がついた。
「――あれ?」
服を着てない真っ裸な状態。
「あー、鈴ちゃん起きたー?」
ひょこっと顔を出したのは、上着を着てないおそ松さん。
咄嗟に、体を隠して悲鳴を上げる。
「嫌だなぁ、助けてあげたのにその対応ー。俺拗ねちゃうよー?」
おそ松さんは、そう言うものの、飄々とした笑顔で私を見つめてる。
絶対、この状況を楽しんでるよね!?
「あ、あの……、服取ってきてもらえない、かな……?」
苦し紛れに言うと、案の定「やーだ」と返される。
そして、おそ松さんはにぃっと笑うと部屋の中に入ってきた。
上着だけ脱いでるせいで、引き締まった体に嫌っていうほど目がいく。
こういう時、カッコイイ人が相手だと目のやり場がなくて困る……。
しかも、ズボンだけ履いてる状態だし、きちんとネックレスはつけてるのがエロい。
この人、絶対わかってやってるよね。
「あれー、なんか意識しちゃったー? いやー、俺も君の体堪能させてもらったし、お愛顧なんだけどねー?」
ふふーっとおそ松さんは笑いながら、私の横に座る。
まだ、体のあちこちにある痣が生々しいや。
「あっち行って下さい……!!」
「えー、ヤダ。いいことしようぜー?」
おそ松さんは、私の体を抱き寄せると、首筋にちゅっちゅっとキスを落としていく。
軽くついばむようなキスに、肌がゾワリと粟立つ。
おそ松さんの固い腹筋が背中に当たり、嫌っていう程男らしさを実感する。
「真っ赤になっちゃって。かーわいい」
耳元で囁きながら息を吹きかけられて、触ってもいない乳首が感じてしまう。
「ね、声聞きたいんだけど?」
おそ松さんは、後ろから囁きながら、背中をつつーっとなぞった。
すると、反射で「んっ」と声が出て、全身に快感が駆け抜け、背中を弓なりに逸らしてしまう。
「あー、もしかして背中弱い? じゃ、こっちはどうかなぁ~?」
おそ松さんは、未だに背中をつつーとなぞりながら、足の間に手を進めていく。
そこは、まずいと思うんだけど、背中を触られるたびに力が抜けてしまう。