第4章 歩み寄る黒い影
リヴァイside
俺らは廃城に戻り俺の部屋にいた。
リ「話を聞かせてもらおうか?エレン」
さっきの男の話をしようとしていた。
エ「えっと…あの人、カップ落として、割っちゃて、それで手伝おうと拾った時に指切っちゃったんです。そしたらあの人、血を舐めてくれて。」
キスしてたんじゃなかったのか…だが、血を舐めた?
何故だ?そんな事しなくても、ハンカチかなんかでも良かったはずだ。
普通、人の血なんか舐めるか?
リ「…そうか…で?なんであんなこと聞いたんだ?」
エ「え?」
リ「エルヴィンに聞いてただろうが。」
エ「あ…いえ…ただ気になっただけで。あんな人見たことなかったんで。別にどうでもいいんですけど。」
…ヴァンパイアの可能性が高いな…
リ「エレン、お前外に出るときは顔隠しとけ。それから、暗い路地裏とかには入るな。知らない奴に声かけられても反応するな。」
エ「はい…でもなんでですか?」
リ「いいから言う事聞け!」
エ「ッ!」ビクッ
!
リ「すまない…けど、お前を守るためだ。」
エ「はい…」
つい怒鳴ってしまった。エレンに危険を感じるからだ。
その後、エレンは部屋を出ていき掃除に取りかかっていた。