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【おそ松さん】六つ子とサバイバル

第2章 愛しい人を脳裏に映しつつ……


トド松「止めるなら、今だけど?」

言わないと、きちんと。
ただ流されてちゃ駄目だ。

「――いいよ。トッティ、私のために今まで頑張ってくれたもんね?」

そう言って笑えば、トッティは泣きそうな笑顔で笑った。
その笑顔は、とてもとても嬉しそうで……、とても幸せそうだ。

トッティの頬にキスをすれば、思い切り抱きしめられる。

トド松「ずるくて、ごめん」

「ううん、私こそずるくて最低だよ」

トッティの肩に顔を埋めれば、トッティの匂いがした。
男の人の匂いをかぐのって、初めてだなぁ……。

何故か、脳裏に弟の笑顔が浮かぶ。

真っ白な肌に、金色に光る宝石のような髪。
綺麗な湖のような水色の瞳に、薔薇のような頬。
いつもいつも無邪気に笑い、私の後ろをついてきてた愛おしい彼氏。

トド松「震えてるよ、大丈夫?」

「うん、大丈夫」

弟を振り払いたくて、トッティを抱きしめれば首筋をきつく吸われる。
そして、服の中に腕が入ってきて、胸をヤワヤワと揉みはじめる。

トド松「ねっ、気持よかったら声だしていいよ?」

「うっ、うん」

ただ手がちょっと冷たいなって思うだけで、気持よくもなんともない。
初めてって、こんな感じなのかな?
こんな状況で、トッティに聞けるわけもない。

でも、演技だって下手だからできないし。

そんなことを考えてる時だった。
するり、と手がズボンの中へ入ってくる。
そして、そのまま下着へ入ってきて、誰も触ったことのない蜜壺に触られた瞬間……。

「ッ!!」

声にならない痛みが全身を駆け巡り、咄嗟にトッティを突き放した。
でも、相手は男の子だからビクともしないけど。

トド松「ご、ごめん。痛かった?」

「う、うん。ごめん、慣れなくて」

初めてだってカミングアウトすればよかった、と気づきながらも耳元が熱い。
きっと、顔は真っ赤になってるだろう。

トド松「優しくするから」

耳元で囁かれて、咄嗟に今まで感じたことのない感覚が全身を支配する。
すると、トッティは何かに気がついたように、私の耳に息を吹きかけてくる。

「ンッ……、やっ、やめっ……!」

トド松「イイとこ見っけ……っ」

甘く囁かれながらも、蜜壺の中に指が一本入ってくる。
すると、不思議なことに痛みはなく、すんなり入ってしまった。
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