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8←1→8【KJ∞】

第6章 免許2


渋「ヘッタクソやなww」

「シッ!亮ちゃん頑張ってくれてんねやから…!」


2人のコショコショ話にギンッ!と鋭い目つきを一瞬やって、笑顔に戻る錦戸に2人は震えるフリをする。



錦「え〜~ツアーファイナルも迎えてね、落ち着いてはいると思うんですけど」

錦戸のフリに「そうですねぇ〜」と答える蒼生。


「落ち着いてはいるんですけど、前回より少し期間は空いたんで、不安がないって言っちゃあ嘘になりますけど」



渋「じゃあ言うな」

「何でやねん。言わせて。あーもー邪魔せんとってw不安はありますけど!沢山の人から前回のを受けて励ましの言葉とかもいろいろもろたんで、皆さんからの応援を胸に頑張ってきたいと思います!」

渋「胸にな。」

「うるさいな」

錦「ほんじゃあ、今回こそ!合格なるよう頑張ってきてや〜」


「ばいば〜い」と錦戸が手を振ると、渋谷も「頑張りや〜」と大きく手を振った。それを受け、蒼生も「は〜い!行ってきますー!」と教習校舎に入って行った。




ス「はい、ありがとうございます。」


錦「僕、この企画のロケ、今日が初めてなんやけどまさか司会進行とは思わへんやったんです」

ス「錦戸さんの方がしてくれそうやったんでw」

渋「俺はせんやろなってこと??」

錦「すばるくん、俺より向いてへん思われてるんすね」

渋「まぁ向いてるとは言われへんなww」






談笑しつつ、蒼生がいなくなったのを見計らい、鉢合わせしないように用意された別室に向かう。
別れた後にばったり会うことがないようにするため。








*******



(嘘でしょ……)



錦戸、渋谷らが別室に到着した頃、蒼生は衝撃を受けていた。




(また…??)



そう、また、前回不合格になった、あの苦手なコースで受けることになった。



大丈夫、1回してんねやから、大丈夫。と先程よりも大きくなりそうな不安の音を鎮めようとする。




(補講でもリベンジしたし、ロケバスとかでも助手席乗ろしてもろたし、お兄さんたちにも協力してもらったんやから…)



蒼生のことをよく見てくれている事務所の先輩達がご飯に誘ってくれた時など、「よく見とけよ〜」と車を出してくれたりしていたのだ。







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