第2章 ひとつめ。
トド松「え、・・・っと・・・・・・。
ぼ、僕達六つ子なんだけど全然性格似てないよねー!
それに・・・それ、に・・・・・・」…チラッ)
チョロ松「(こ、こっち見てきたあああああ!!??)
あ、え・・・うん。そうだね・・・」
これは明らかにあれだ。
トド松がすでに自らギブアップしようとしている・・・!
くっ・・・・・・どうする・・・どうするチョロ松・・・!
このままトド松とともに泥沼のようなクソつまらない会話を続けるのか・・・?
ただただ空気的に屍のような態度で受け答えする気か・・・?
考えろ、考えるんだチョロ松・・・!!
ニャーちゃんとの握手会でも何度も彼女にそれとなくアピールする手順を計算したじゃないか。なけなしの小遣いを叩いて入手出来たニャーちゃん握手券を使って会いにも行ったじゃないか!!
・・・・・・いや、あれは結局どこぞのバカに邪魔されて殺意が湧いて終わったんだった。
何か、何かあるはずだ!
全く初対面の女の子と話せて、なおかつ笑顔にできるような話題が・・・!!
チョロ松「あ、あのっ・・・名無ちゃんっておでん食べた時ある!?」
・・・・・やって、しまった・・・!
な、なにがおでんだ!
なんでおでんって言ったんだ僕は!?
うあああ・・・っ、でも言い出しっぺは僕なんだからなんとか続けないと・・・!!