第2章 ひとつめ。
チョロ松「・・・・・・あー、えーと・・・初めましてだよね。
僕はチョロ松。前に1回会ったと思うけど・・・一松とカラ松兄さんの間の三男だよ」
トド松「僕、トド松!
末っ子の六男だよ!よろしくっ」
取り敢えず自己紹介をして、さてここからどうするか。
さっきはトド松にいつもの僕でいいって言われたけど・・・いつもの僕ってどんなのだったっけ・・・?
・・・あれ、ヤバい・・・!
何言ったらいいのか全然言葉が浮かんでこないぞ・・・!?
ど、どうする・・・?
いや、落ち着けチョロ松・・・!ここはひとまず六つ子の中で一番女の子慣れしてるトド松に先手を打ってもらうしか・・・。
そう思って、僕はトド松の方をチラリと見た。
トド松「・・・・・・、・・・・」
チョロ松「(・・・・・・え。は・・・?
と、トド松うううう!???)」
トド松「え、っと・・・・・・そのぅ・・・。
き、きき今日はいい天気・・・だね!」
あのトド松が。
六つ子の中で誰よりもデートと言う経験を重ねてきたトド松が。
自身も含め六つ子全員ニートと言う社会の最下層と言う位置に属しながらも、スタバァ店員やスマホ所持や富士山登頂と言う凡人では到底体験出来もしないであろう事を成し遂げたトド松が。
チョロ松「(女の子1人を前にして、ド緊張してる・・・だと・・・?)」