第2章 ひとつめ。
カラ松「・・・君の瞳に乾杯・・・、バーン」
どこからともなくサングラスを取り出したカラ松くん。
そしてさっきより声をかっこよくして、右手で親指と人差し指を立ててる。
おそ松くんが白い目で「うわー・・・」って見てる。
あ。
これは、えーと・・・なんか・・・。
おそ、カラ「「!!!」」
おそ松「・・・わ、笑ったぜカラ松!!」
カラ松「・・・・・・っ・・・あ、ああ・・・」
おそ松「こうしちゃいらんねえ、今の内に・・・っ!!」
カシャ
カラ松「うお、速いな・・・」
おそ松「こんな事もあろうかとトッティから早撮りのコツ教えて貰ってたんだよな~♪」
カラ松「いつの間に・・・と言うか用意周到だな。
それで、うまく撮れたのか?」
早撮り・・・?
えっ、もしかして今の一瞬で撮れたの・・・?
表情は多分もう無表情になってると思うけど、私としてはキョトンとする。
彼らの表情から察するに、どうやら上手に撮れたらしい。わあ、おそ松くんあんなに速く撮れるんだ・・・凄いなー。
カラ松「凄いじゃないか、さすがマイブラザー!」
おそ松「へへっ、だろ?
これ後でトッティ達にも見せようぜ~!
てか名無ちゃん笑った顔ちょー可愛いじゃん!!」
カラ松「確かに、危うく運命の歯車が音を立てて回り始めるところだったぜ・・・」
おそ松「うっわ、やっぱ痛いわー・・・」
カラ松「い、っ痛い?
何故だ、何故俺はそんなにお前達を傷つけてしまうんだ・・・!?」