第2章 ひとつめ。
おそ松「つーか武勇伝っつっても、なんか自慢する事あったか?」
カラ松「・・・競馬やパチンコに行ったらたまに当たってくる、とかはどうだろうか」
おそ松「いやたまにって言ってる時点で武勇伝でもなくね?それ、割と低確率で当たってるだけだからな?
そう言うお前こそあれ自慢すれば?
一松に絡むと毎回バズーカぶっ放される話」
カラ松「あ、あれこそ自慢でもなんでもないだろう・・・!
そもそもなぜ一松は俺にだけ容赦ないんだ?俺には全くもって心当たりが無いんだが・・・」
おそ松「さー、なんでだろうな。
あれじゃね?嫌よ嫌よもなんとやら、ってやつ」
カラ松「・・・フッ、だとすれば可愛い弟だな」
おそ松「あー・・・でもあんま言わない方がいいんじゃね?
なんか帰ったらまた意味もなく殴られそう」
カラ松「・・・・・・そう、だな・・・」
大変なんだなぁ、兄弟も。
でも、一松くんはカラ松くんに厳しいんだ・・・?
確かに・・・なんとなく想像がつく、かな。
いいなあ、兄弟。
私も、そう言う家族がいた気がするけど忘れちゃった。
ぼんやりとそんな事を考えながら、おそ松くんとカラ松くんの愚痴みたいな会話を聞いていた。
おそ松「よーし、こうなったらアレだ。
カラ松、お前とびっきりの痛決めゼリフを言ってバーンしろ」
カラ松「そんな事でいいのか?」
おそ松「ダメで元々、ってやつだ」
ばーん?
バーンって、なんだろ・・・?