第2章 ひとつめ。
一松「・・・笑ってないじゃん」
十四松「あっれえ、おかしいなー・・・。
ハッ・・・!・・・しょくしゅ!!」
みょ~ん
一松「、は」
十四松「しんわざ!!」
ぴゅーっ
一松「・・・・・・え、十四松お前怖いんだけど・・・!」
自分が無表情になったのを見て、十四松くんはいきなり両腕をうねうねとくねらせた。
それを見てまた目をぱちくりさせれば、今度はさっきの放水。両腕の触手のような動きに加えて、至るところからの放水。
隣に居る一松くんは若干怖がっている。
何度も何度も、角度を変えて触手と放水を繰り返す十四松くん。
その隣で呆れた表情になり始める一松くん。
みょ~ん、ぴゅーっ。
みょ~ん、ぴゅーっ。
・・・なん、だろう。
また、さっきのあったかいのが・・・こみ上げてくる。
十四、一「「!!」」
今度は十四松くんだけじゃなくて、一松くんもビックリする。
あれ、どうしたんだろう。
一松「・・・・・・笑った・・・」
十四松「ね!ね!
名無ちゃん笑ったでしょ!?」
一松「・・・うん」
十四松「名無ちゃん可愛いでしょ!??」
一松「・・・うん」
十四松「え?!」
一松「え」
十四松「・・・・・・」
一松「・・・な、なに」
十四松「おれエスパーニャンコ探して来る!!!」
一松「は!?
お前マジでふざけんなよ十四松ゴルァ!!!」
バタバタと部屋を出て行く十四松くん。それに続いて一松くんも出て行く。
・・・あ・・・・・・。
もしかして、わらったの、自分?