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貴女の血を【R18】

第1章 プロローグ




結局、しばらく悩んだ末に、両方買うことにしたみたい。
そこが、莉奈らしいというか。


「ごめんね、時間かかっちゃって…お詫びにというか…ちょっと休憩しない?」

そう言って、莉奈は最近出来たばかりのカフェに案内した。
莉奈は、行ってみたかったんだ、と嬉しそうに言って、窓側の席に座る。

私は、ココアとガトーショコラを、莉奈は、抹茶ラテとホットケーキを頼んだ。


「お待たせいたしました」

やや低めで耳触りのいい声。
身長は高めでスラッとしたモデル体型。

どこか冷たい表情と優しい目をしている。


それが、私と彼の喜劇的な出会い。

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