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貴女の血を【R18】

第1章 プロローグ



翌日。
私は莉奈と買い物をしていた。
欲しかったゲームも買えてご機嫌。

莉奈は、もうすぐ彼氏の誕生日だったみたいで、プレゼントを買いたかったみたい。

こういうところが、私がモテない原因なのかな?

「ねぇ、千夜!どっちのマフラーがいいと思う?」

私が分かるわけないでしょ、と思いつつも乙ゲーの知識で、

「う〜ん。マフラーって季節ものだし、毎日使える物がいいんじゃない?莉奈の彼氏、社会人でしょ?ネクタイとかでいいんじゃない?」

つい最近、攻略したゲームでもネクタイあげたっけ、なんて思いながら、莉奈を見つめる。

私の話を聞いたや否や、すぐさま、ネクタイを選び始めた。

そして、また、
「どっちのネクタイがいいと思う?」


「莉奈が選んだのなら、なんでも嬉しいって」

やや呆れ気味の私。
まぁ、可愛いから許せるんだけどね。

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