• テキストサイズ

貴女の血を【R18】

第5章 太陽と海と私たち



久しぶりに2人きり。

とりあえず何か飲ませなきゃ。
私はスポーツドリンクを春陽に渡した。

「ありがとう。ごめんね…こんな日に」

「しょうがないよ。春陽は悪くないよ」

「ありがとう」

そういう春陽の笑顔は何だか切ない。
しばらくして、というか、あまり時間は経っていなかったけど、春陽は立ち上がった。

「じゃ、行こっか」

私に手を差し伸べる。
春陽の手に私の手を重ねると、ぐいっと引き上げられそのままキスをされた。
いきなり過ぎて、不意打ち過ぎて…

春陽は舌を入れてくるから、私も舌を出す。
息苦しくて暑苦しい。
だけど嫌じゃないよ。

キスを止めて春陽は私を見つめる。
「ねぇ千夜。食べていい?」

春陽の瞳は赤く染まっていた。
こんな天気で私も頭おかしくなっちゃったのかな。
/ 59ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp