第4章 新しい恋
目を覚ました時はもう朝だった。
「おはよう」
あ、私春陽の部屋で寝てしまったんだ…
しかも、ベットってことは、運んでくれたってこと?
あああ、申し訳ない…
「朝ごはん出来てるよ、食べよ」
「あ、ありがとう」
私はベッドから降りる。
そして、ズボンを履かされているのに気がつく。
私スカート履いてたんだった…
「ごめん、俺のズボンで…その、見えそうだったから…」
顔を赤くしながら答える春陽。
「大丈夫!ごめんね、ありがとう」
私は久しぶりに笑えた気がした。
そんな笑顔を見て顔をまた赤くする春陽。
テーブルには、味噌汁と目玉焼きとベーコンが焼かれていて、とっても美味しそう。
口に運ぶと、本当に本当に美味しかった。