第4章 リョー兄と一緒。
練習試合当日。
私は、いつも通りリョー兄と一緒にテニスコートに行った。
すると、見たことのないジャージを着ている人たちが先輩たちと話していた。
「リョー兄、もしかしてあの人たちが?」
「そうだよ、スズナ大丈夫?」
「な、なんとか…」
「何かあったら言いなよ?なるべく一緒にいるから」
「うん、ありがとうリョー兄♪」
そんな会話をしていると、先輩たちが私たちに気づいた。
「おーい、越前とスズナちゃん!」
「行こっか、スズナ」
「うん!」
大石先輩に呼ばれたため、私たちは先輩のところに行った。