第4章 リョー兄と一緒。
それから私は、テニス部のマネージャーとして忙しい日々を送っていた。
「スズナちゃん、ドリンクある~?」
「はーい、いま行きます!」
マネージャーとしての仕事はとても楽しくて、たまにレギュラーの皆さんとテニスをすることもあった。
そんな生活のなか、練習試合をすることになった。
「不動峰?」
「あ、スズナちゃんはいなかったから知らないよね」
私がわからず聞くと、大石先輩が説明してくれた。
「へー、そうなんですか」
何か楽しみだな♪
話を聞くと、相手がどんな人たちなのか気になりその日が待ち遠しくなった。