第9章 愛初〈 BL 初恋 未練 etc...?連載中〉
あっという間に、僕らは部屋の中にいた。
「.....」
僕は、横にいる晶をチラリと見た。
エレベーターにいる間は、「面白いとこだね..」とかそれくらいの会話をなんとか交わしたぐらい。
「あ...晶、とりあえず...」
シャワー浴びる?..と僕は言いかけたが、晶はそわそわとしていた。
「えっ..とさ、俺どうしたら良い..のかな?」
頬を若干紅潮させながら、晶は瞳を揺らしている。
「え...?」
これからくるであろう出来事に、僕よりも晶が動揺しているのかもしれない。
「脱...いだらいいの?とりあえず..?」
急いで制服を脱ごうとする晶を、ポカンと見ていた。
ーーー嘘だろ...これじゃあまるで、
本当に、僕の事、...好きみたいじゃないか......
どうしよう。晶が可愛過ぎる。
「あ、晶落ち着いて...まだ僕たちキスもしてない...だろ...」
ぎゅっ、と僕は晶の腕にしがみついてみた。南が、僕に甘えてくる時を参考にしてみたりして。
..こんなお兄ちゃんやっぱり嫌だよな...ごめん南..
「っ!光くん...?」
勇気を振り絞って、顔をやや近づけてみる。
「...はは、光くんのが積極的になってるじゃん...」
晶は目を見開いた後、じっとりとした恥辱の眼差しを向けてきた。
ーーーどうやら、僕の方から先に禁域を超えてしまったらしい。
「晶...」
意を決して、僕は晶にキスをした。
初めての晶の感触.、
その粘膜を思わせる湿気に...下半身が燃えるように熱い。
晶の唇の隙間から、僕の体が吸い込まれていきそうだった。
...もっと...したくなる...
「ん...ッ!」
そして一瞬で唇を離した。
僕が禁域を越えたのを、彼は許したせいか...さらに何か期待し始めたようだった。
...こんなの
「晶.......」
......絵画だけでは
「...どう...?」
..............経験し得なかった快楽だ。
「.....そっかぁ俺、もうどれだけ光くんにちゅーしても良くなったんだぁなるほどね...」
気付いたように、晶も禁域を超えてこようとする。
「たまんないな...こんな可愛い男の子に...」
蕩ける表情を見せた晶に、僕はまたキスをした。
晶もそれに応じて、たくさんのキスを返してくれる。
