第9章 愛初〈 BL 初恋 未練 etc...?連載中〉
「っ…!」
マッシュの髪が、頭に触れてくすぐったい。
「そ、そんなのわかるかよ僕が‥」
顔を逸らし続けると、晶は真正面にやってきて座ってきた。
「俺が迫る方か迫られる方かとかって、どの辺で判断するの?」
肘を押さえ、胸筋を強調させた姿勢で無邪気に聞いてくる。
ーーーううう‥!
制服から覗く晶の鎖骨。どうしても釘付けになる。
『はあっ‥はぁぁっ‥くっ…光くんの‥すごっ…』
顔を真っ赤に染め上げて、息を荒げ裸体から汗を流す晶を妄想してしまう。
晶に迫られるならーーーー
『ははっ…えっちなお尻の穴だね…光くんのナカ、あっついなあ‥』
やっぱり晶はタチ向きなのかもしれない、でも、でも、ネコだったとしたらーーーーー
『‥はぁはぁ…もっと俺の奥突いて‥っ』
「ねえ、どっち?」
ーーーーードキーッ!!
現実の黒髪マッシュの晶は、飄々とした笑みを見せてくれる。
ーー南‥
僕は意を決して口を開く。
ーーー頼む…!
「さ、さあねぇ?」
首を傾げて拳を手に当てる。声は甘くしたが、恋心は、やはり僕はどうも隠したかったらしい。
ーーーくっ…でも今の質問は完璧にかわせたぞ‥!
「光くん、ーーーー何隠してるの?」
「…」
ーーーな、何って、まさか何かを勘付いているのか…!?やめて、君は、君にだけは絶対に、こんな劣情に気づかれるわけにはいかない。
内心動揺しつつも、僕の表情は変わらない。だけど、一瞬まつげをピクリと動かしてーーー
「いたぁっ‥っ!」
僕は、まつげが入った目を押さえた。
「だっ!大丈夫‥!?」
僕があまりに悲痛な声をあげたから、晶はふざけモードを条件反射で解除したみたいだった。「別に、これくらい大丈夫だから‥!」
「そうなの‥?」
そうは言ってみたけど、入りどころが悪かったみたいで激痛を伴った。涙が勝手に溢れ出ていく。
少し狼狽える晶に、僕は食い下がる。
「ちょっと目にゴミが‥ってやつだから」
にはははっと笑う、南の笑顔を真似して僕は笑顔を作る。そんな僕を睨むように晶は見てくる。
ーーー自業自得だ。
さあね?と華麗にかわしたつもりで目を見開き続けていたからだ。
ーーー心配をかけさせたくない。僕がやった愚かな行為の事で‥っこんな、事で‥っ