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ホテルの事情[R18]

第9章 愛初〈 BL 初恋  未練  etc...?連載中〉



ーーーパン!

「だろうと思ってたよっ!」

南はひとつ、大きく手を叩いていた。

「え...?」

頭を下げ、部屋のベッドの上で正座してたら南がにぱっと笑った。

「ひかるくん、僕が彼氏できたんだぁって言った時ね...なんか微かに同類のニオイしたんだよねー」

南はふざけて僕に鼻を近づけてスンスンしてくる。

「そ、そうなのか..?」

「恋人ができたって聞いて、光くんが自分のことのように喜んでくれたのも...僕の気持ちわかるのかな〜とか」

ーーー僕は今、高橋晶とのアレコレを弟に正直に打ち明けていた。

彼と進展するにはどうしたらいいか、ヒントを貰おうと頭を下げていたのだ。

「それでありがとう、やぁん僕照れちゃうーって言っちゃったんだね!にゃはは!」

「わっ、笑い転げてないで教えてくれないか!」

僕は至って真剣に弟を見据える。

「いいよー?いっぱい笑わせてもらったしねーっ」

南は笑い涙をふいて、やっと僕に向き合ってくれた。

「その男の子って女の子が好きなんでしょ?じゃあ正攻法でいってもどうにかなる事はないかなー」

「う...、ま、まぁそうだよな」

「でもね、光くんやぁん♡とか言えるならさーいっそそういうキャラでアプローチしてみたら?」

僕は目を丸めた。

「あのキャラで、アプローチ..?」

「そう!二人っきりでふつーに休日遊んだりした時にさー例えばだよ?ネットでBL映画の広告を間違えて開いたフリして、相手の反応伺うの..で、それとなくえっちな流れに誘うの!」

「い!いきなりか..!?」

弟、南の大胆な発言に赤面すると、ちっちっちと人差し指を揺らしていた。

「恋愛感情は持たなくても、男の子同士でするの興味ある人はいっぱいいるみたいだよぉ?」

南は、今の彼氏をゲットする時を再現するように、僕にねっとりと近づいてきた。

「う..でもそんなのは南の統計だろ..」

「まぁ、イヤだったら光くんの好きなようにアプローチすればいいよぉ」

ーーーと、

いう訳で。

「うわー、最近BLのドラマとか流行ってるよねー」

「あ、ああ...」

なんと、弟の南から教わったヒントを僕は実行していたのだ...!

ーーーうう...晶の家に遊びにきて広告見せるまでは良かったけど...まさか晶から広告に触れてくるなんてな...

「もしかしてさ..」

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