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ホテルの事情[R18]

第9章 愛初〈 BL 初恋  未練  etc...?連載中〉




ーーー 一方その頃。

トトトトトト、トトトトトト...

「うふふン..♪」

ラブホのようでラブホじゃない、とあるホテル内。

その男ーーーところどころ姫カットにエクステの前髪、ほぼ糸目の彼はスマホをいじっていた。
カウンター人は、とりあえず今日も仕事をサボっている。

「てんちょーーーッッンッ♪」

間延びした大声で、呼びながらカウンター人は背伸びをする。
すると、廊下を掃除していた店長がピクリと反応した。

「どうした?何か起こったのか?」

モップ片手に、店長がやってくる。

「早く早くンーーッ♪てんちょン遅いンーッ」

スマイルのまま、彼は店長をぱんぱんぱん!と手を叩いて急かした。

「君ねぇ...上司への態度ってものがあるんじゃないのかい?」

妙齢の店長は、ヒクヒク顔を引き攣らせながら走ってくる。

「てんちょン見て見てン!!」

それに構わずグイグイと自分のスマホの画面を見せる。

「どうしたんだ?ゲームの画面のようだが..これは何だ?」

店長は、スマホの画面に真剣な眼差しを向けた。
そんな店長横目に、カウンター人は更にスマイルを濃くさせる。

「素材全然ドロップしないン〜ッ!てんちょンがあと素材集めしてくれないン〜〜?」

ぷちっ、と店長の堪忍袋の緒が切れた。

「ただゲームしてただけじゃねぇかッ!!!ふざけるなくそ新人野郎ッ!!!」

「ぷぷぷンーー♪またいつものてんちょンに戻ったねンっ!というかねンー」

話聞いてんのか、定時まで没収だからな!とスマホを強引に奪い取る店長をよそに、カウンター人は椅子に座り直した。

「てんちょン、ボクをまだくそしんじんやろーって呼んでるのン?」

「はぁ?今の態度はクソ新人野郎だろうが...」

「10年前位なのにン?」

ピシ、と店長は固まる。

「はぁ..?」

「この小説が連載開始した(※)のがだよン!ボクなかなかベテランじゃないン〜?ぷぷぷ♡」

何がそんなに愉快なのか、彼は口元を抑えてぷぷぷしている。

「しょうせ..?れ、れんさい...?「まぁそれはいいやン♪でもそろそろくるんじゃないかなンッ」

?だらけになってる店長を置いてけぼりにして、彼は話を進める。


(※更新時2026年5月8日)
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