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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第14章 祝福の拍手




涙を流すこともなく、
乾いた声で、
傷ついた自分をさらす俯いた姿が

ひまわりに、見えた。

…いつも体育館で見る、
黄色く眩しい、元気なひまわりじゃない。

夏の終わり、
茶色く立ち枯れたひまわり。

桜みたいにハラハラ散ることも、
椿みたいにポトンと落ちることもできず、

終わった恋に傷ついたカサカサの姿で
その場から動けずにいるひまわり。

いつもの眩しさと対照的すぎて…
見てるこっちの胸が痛む。


触れたら、
そのままポキンと折れてしまいそうで

触れたら、
そのままカサカサと壊れていきそうで

すぐ隣にいるというのに、
抱き締めることも
手をとることも出来ない。

…このままじゃ、
俺の大事な"高嶺の花"が枯れてしまうよ…

誰でもいい。
誰か、
俺の大事な大事なひまわりに、

また、あの眩しい花を
咲かせてあげてください…

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