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終わりのセラフ
第7章 崩壊
「残念だったな、与一」
グレンはそう言った。
グレンの足元にはぐったり横たわるみやび。
腹部から血を流し、さっきまで苦しんでいた様子は一切ない。
意識がないだけなのか、もう死んでしまったのか。
結局、与一が撃った矢は確実にグレンの剣に当たっていたのだが、それはみやびを刺した後であった。
無意味だった。
「そんなぁ、、、」
幻術も消えて、動けるようになったシノアはみやびの元に駆けつけた。
みやびは、角がなくなって、髪型も髪色も次第に元に戻っていった。
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