第7章 崩壊
「おい!!何してるんだよ!!!くそグレン!!!」
優が、グレンの胸ぐらを掴む。
「時雨、あとは任せた」
グレンがそういうと、時雨は仕掛けたトラップでみやびを捕まえた。
目で追えぬ速さでみやびは時雨の元に行く。
ミカは優の元に行き、汚い人間に触れるなと言わんばかりに、
優をグレンから離す。
ため息をつき、グレンはみやびの元に行く。
シノアたちは幻術のせいでうまく動けない。
与一は、弓で狙いを定める。
あくまでも、グレンの剣を飛ばすだけ。
グレンは気付いていない今がチャンス。
「月光韻、みんなを守るよ」
与一は矢を放つ。
カシャンッ!
グレンの剣は飛んでシノアの目の前に落ちる。
「当たった、、?」
シノアたちは口を揃えて言う。