第7章 崩壊
「ぐああああああああ!!!ううぅ、、うあああああ!!」
みやびは叫ぶ。
「くっそ、もう時間がない。俺が殺る」
そういって、グレンは剣を抜き、1人でゆっくりと近づいてくる。
みやびに刺された傷が痛むのか、動きはぎこちない。
「グレン中佐。私はみやびさんを守りますよ」
シノアは鎌を構える。
「怪我してるからって、お前みたいなガキに俺は負けねぇ」
「シノアだけじゃない!私もだ!」
三葉がそういうと、与一も君月も同様に武器を構える。
「あぁそうか。五士、頼む」
「あぁもうやってる」
足が溶けて、動きにくくなる。
だけど、グレンはこちらに近づいてくる。
必死に足を動かして、シノアたちは、みやびを守る。
グレンがこれ以上みやびに近付けないように阻止する。
これがシノアたちの答えであり、決心。
"絶対に仲間を見捨てない"