• テキストサイズ

終わりのセラフ

第6章 新しいワタシ




結局、杞憂にすぎないのだが、、

フェリドは、ミカよりはるかに強かった。
ミカがいなくても本気を出せばグレン隊もだった3秒で壊滅させることはできただろう。

グレンは私を救ってくれた恩人だ。
死んでほしくない。
ミカは私の家族であって大切な人だ。
死んでほしくない。

こうなってしまえばどうすればいいのかわからない。

だけど、答えは決まっていた。




フェリドを殺すしかない。




私は鬼呪装備の槍を構える。

槍の穂先をフェリドに向かって突き刺す。


鈍い音が聞こえる。


返り血もたくさん浴びた。




だけど、目の前にいたのは、フェリドじゃなかった。
私が刺した相手はフェリドじゃなかった。


私が刺した相手は私の恩人グレンだった。

/ 133ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp