第5章 吸血鬼と人間
「やぁ人間」
貴族はにやりと不気味な笑顔を見せる。
余裕があるのか。
シノア隊は陣形を作り、戦闘態勢になる。
「行きましょう!」
シノアがそう言うと、一斉に襲いかかる。
貴族は強い。それに2体となると苦しい。
早く1体でも殺さなければ、、、
そう焦ってしまったのか、絶対絶命の危機が訪れる。
三葉の鬼呪装備が貴族に飛ばされてしまった。
「三葉ぁ!!!!!!」
貴族は三葉に最後の一撃を。
ガシャンッ
剣が擦れる音がする。
「ゆ、優!!!何している!このままではシノアが!!」
優とシノア、三葉と君月で貴族と1体ずつ交戦していた。
だけど、優がこちらに来てしまえば、シノアは1人で戦わなくてはいけなくなる。
「くそ優!俺がシノアを方に行く!」
君月はシノアと戦っている貴族に向かって走る。
だけど、人間の足など遅く、吸血鬼には敵わない。
「きゃあああ!」
シノアの声とともに、シノアの鬼呪装備が地面に突き刺さる。
吸血鬼は、シノアを人質にとるに首を腕でしめた。