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終わりのセラフ

第5章 吸血鬼と人間



優は知っていた。
みやびとミカエラが付き合っていたことを。

毎晩ではないが、夜中に2人で歩き回っていた。
優はそんなミカエラに嫉妬することもあった。
だけど、ミカエラは大切な家族であり、親友だ。
同じくみやびのことも大切な家族であったから、喧嘩になることもなかった。
優はみやびが幸せならそれでよかった。


そんな、ミカエラにとっても大切な存在だったみやびを俺に任せるなんて、、、。
なのに、俺はみやびを守ることも出来なかった。
ミカエラとの約束守れなかった。


ごめんな、、

だからこそ、憎き吸血鬼を殲滅しなきゃいけないんだよな、、
ここでめそめそしてられないな。

優は立ち止まることを知らない。

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