第5章 吸血鬼と人間
周りを見渡す。吸血鬼はいない。
今なら逃げれる。
私は外へと続く出口に向かって走る。
1人の吸血鬼と目があう。
「吸血鬼、、?さっきはいなかったのに?」
「蛇天門!!!」
鬼呪装備である槍をもつ。
あれ以来ずっと使っていない。
初めて吸血鬼と闘う。
優に会うことで頭をいっぱいにする。
そうすると、不思議と力が湧いてくる。
槍で刺そうと何度攻撃し何度かわされたことか。
だけど、最後は吸血鬼の腹に一撃当てることができた。
私は吸血鬼を倒せたのだ。
息が上がった私は、歩いて外へと向かう。
ここからの風景はこれで2度目だ。
もう2度見なくていいと思う。