第4章 私とミカエラ
結局私は朝まで眠れなかった。
鏡を見ると目の下にはうっすらクマが、、、、。
そんなことを気にしているとミカエラは目が覚めたようで
私に話しかけてきた。
「おはよう、あれから眠れた?」
「おはよう。少し眠れたよ」
心配をかけたくなかったのか、私は嘘をついた。
嘘に気付いたのかミカエラは私のことをじぃーっと見つめた。
そして、「良かった朝ごはんでも食べようか」と言った。
朝ごはんは、スープとパンだった。
吸血鬼とは食べるものも違うと思っていたが変わらない。
しかも、美味しい。
朝ごはんを食べ終わるとミカエラは出かけるみたいだった。
いつ帰れるか分からないから、ご飯はここにある材料を使ってと言われた。冷蔵庫には、ぎっしり食材が詰まっていた。
「じゃあ、行ってくるね。みやび、絶対にこの部屋から出たらダメだよ。何があっても出ちゃダメだよ」
そう言って出て行った。
だけど、ミカエラは帰って来ない。もう1週間は経っただろう。