第4章 私とミカエラ
ベットもそんなに大きくないし、体が触れることは避けられない。
心臓が飛び出そうなほどドキドキしてる。
ミカエラはすぐに寝てしまった。
私だけこんなことでドキドキして眠れないなんてことがミカエラに知られた方が恥ずかしくて気が気でない。
必死で寝ようとする。
だけど、眠れない。
少し外の空気を吸おうと思った。
時計を見れば夜中の2時。
この時間帯なら吸血鬼もいないだろう。
私はベットから降りる。
「行かないで!」
私は腕を掴まれた。
ミカエラは目が覚めていた。
「この時間帯にも吸血鬼は多い。外に行きたいなら僕もついていく」
寝ぼけてるのかと思ったけど、腕を掴む手にはしっかりと力は入っていたし、ミカエラの目も真剣だった。