第3章 戦場
「ここら辺に吸血鬼がいるらしいのだが、、」
三葉は言う。
だけど、吸血鬼なんて1体もいない。
「なんだよ、せっかく俺が活躍できると思ったのに〜」
優がそんなのんきなことを言っている。
そこへ、どこからか吸血鬼が現れた。
2体。
近くにもう1つの部隊がいるから、1体ずつ倒せるはず。
「みなさん!隊列を崩さないでください。このまま戦いますよ」
シノアはそういう。
だけど、私は足が震えて動かない。
怖い、怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。
「おい、みやび!!大丈夫か!」
「優、、、私怖くて動けない」
私は涙をポロポロこぼしながら言う。
「みやびちゃん抜きの隊列でいきます。みやびちゃんは座っててください」
シノアはそう言って、みんなに指示した。
私って弱いな、、目の前に吸血鬼が現れたら
怖くて戦えないなんて、、シノア隊どころか日本帝鬼軍から抜けるべきだと思った。